Finaleから移る方へ

FinaleからMaestroへ

2024年、MakeMusicはFinaleの開発と販売を終了しました。Maestroは、Finaleを使っていた方のために生まれたソフトです。.musxファイルと.musファイルを開き、必要なときは.musxでFinaleに戻せます。Main Tool Paletteもショートカットも同じで、しかも無料です。

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バージョン 0.9.86 ベータ · macOS 13 Ventura · 48 MB

ほかのプラットフォームと以前のバージョン

3つのステップで

スコアをMaestroに移しましょう。

  1. 1

    Maestroをダウンロード

    Mac(macOS 13 Ventura以降)またはWindows 10・11に対応。無料で、機能制限もアカウント登録もありません。

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    Finaleのファイルを開く

    ファイル → 開く… を選ぶか、ウインドウにドラッグします。Finaleがインストールされている必要はありません。Maestroが単独でファイルを読み込みます。.musxにも古い.musにも対応しています。

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    確認して保存

    読み込めなかったものがあれば、Maestroがすぐにお知らせします。確認したら、スコアをMaestroの書類(.maestro)として保存します。

古い.musファイル(Finale 2000〜2012)も開けます。音符、強弱記号、アーティキュレーション、タイとスラー、反復記号、レイアウト、歌詞が読み込まれます。.musのコードネームはまだ読み込めません。必要な場合は、Finaleをお持ちならファイルをFinaleで開いて.musxで保存してください。

ビッグバンド用「There Will Never Be Another You」のスコア、ミキサー、チューナーを表示したMaestro

いつもの操作のままで

使い慣れたツールが、思ったとおりの場所に。

MaestroはFinaleの考え方を受け継いでおり、キー操作も同じものが多くあります。Windowsでは⌘はCtrl、⌥はAltになります。

FinaleではMaestroでは
Main Tool Palette同じツール(選択、Simple Entry、Speedy Entry、音部記号、調号、拍子、小節、譜表、アーティキュレーション、表情記号、線、連符、反復記号、レイアウト)がそろい、最初の9つは⌘1…⌘9で選べます。
Speedy Entry数字の1〜8で音価(5が4分音符)、A〜Gの文字で音符、矢印で音の高さ、Returnで和音、ピリオドで付点、+と−で臨時記号、=でタイ、0で休符、Iで挿入、アポストロフィでボイス2を入力します。小節を途中まで入力したままにすると、残りは休符で埋められます。
Simple Entry1〜8またはパレットで音価を選んで譜表をクリックするか、A〜Gの文字で続けて入力します。半透明の音符が付いたカーソルが次の音符の位置を示し、矢印でFinaleと同じように移動できます。休符は休符パレット(FinaleのRestsパレットと同様)または0で入力し、Rで音符を休符に変えられます。
連符⌥3で3連符、⌥2…⌥7でそのほかの連符、⌥1で任意の比率の連符を入力します。
レイヤーFinaleと同じく4つのレイヤーがあり、⌥⌘1…⌥⌘4で切り替えます。
Page ViewとScroll Viewページ表示とスクロール表示を⌘Eで切り替えます。
Concert pitch⇧⌘Kで実音表示になります。
HyperScribe演奏しながらMIDIキーボードから録音でき、クオンタイズも自由に選べます。
Explode Music書類 → 複数の譜表に分割。逆の操作は 譜表を結合 です。
Set Default Music Font書類 → フォント…:音楽フォントと各種テキストのフォントを設定でき、手書き風のJazzとBroadwayのスタイルもすぐに使えます。
Document Options → Repeats書類 → 反復記号とジャンプ → 反復記号のスタイル…:ウイングは曲線、直線、二重から、背中合わせの反復記号は細、混合、太から選べます。

FinaleとMaestroの比較

できること、まだできないこと。

Finaleでよく使われる機能について、Maestroの対応状況をまとめました。足りないものもはっきりお伝えします。

FinaleではMaestroでは
入力
Simple EntryとSpeedy Entry
対応Finaleと同じキー操作で、Simple Entryのカーソルや休符パレットも使えます。
休符で埋められる小節
対応Finaleと同じく、途中まで入力した小節は休符で埋められます。書類 → 不完全な小節をチェック… ですべて見つけて埋めることもできます。
HyperScribe
対応MIDIキーボードから両手での演奏も録音でき、クオンタイズも自由に選べます。
4つのレイヤー
対応Finaleと同じく⌥⌘1…⌥⌘4で切り替えます。
レイヤー内のボイス2
対応Finaleと同じく、Speedy Entryでアポストロフィを使います。Finaleのファイルから読み込むと、ボイス2はその小節の空いているレイヤーに入ります。
連符、装飾音符、2つの譜表にまたがる和音
対応入れ子の連符にも対応しています。
記号とテキスト
アーティキュレーションと表情記号
対応Finaleと同じくパレットから入力でき、SMuFLのあらゆる記号も使えます。
Smart Shape
対応スラー、ヘアピン、オクターブ線、グリッサンド。
コードネームとギターダイアグラム
対応Maestroは音符からコードネームを導き出すこともできます。
歌詞
対応複数の番とハイフンにも対応しています。
数字付き低音
対応記譜 → 数字付き低音… で入力できます。Finaleのファイルからは、Finale NumericsまたはEisenachで書かれたものが読み込まれます。MusicXMLやMuseScoreからも読み込めます。
譜表とページ
タブ譜、打楽器、スラッシュ記譜とリズム記譜
対応ギター、ベース、ウクレレに対応。Finaleと同じく打楽器マップも使えます。
サイズ変更
対応譜表や段を40〜200%の範囲で縮小・拡大できます。
リンクされたパート
対応複数小節休符、自動のキューノート、パートごとのレイアウトに対応しています。
Finaleのフォント
対応Maestro、Jazz、Broadway、Engraver、Ash、Legacyを同梱しています。
スコア内の画像
対応画像を挿入… で配置できます。
ページテキスト
対応ページテキストを挿入… で、段の上の指示、セクションの見出し、ページ番号とタイトル入りのヘッダーを配置できます。
再生
再生とミキサー
対応General MIDIのサウンドバンク、ミキサー、メトロノーム、スウィング。
仮想楽器
対応MacではAudio Unit、WindowsではVST3のプラグインに対応しています。
Human Playback
対応演奏スタイル(標準、バロック、古典派、ロマン派、ジャズ)で、アクセント、フレージング、人間らしい小さな揺らぎを加えます。強弱記号、ヘアピン、アーティキュレーション、スウィング、ダンパーペダル、ピッツィカート、弱音器も再生に反映されます。
ファイル
.musxと.musを開く
対応Finaleがインストールされていなくても開けます。Finale 2000〜2012の.musにも対応しています。
スコアをFinaleに戻す
対応ファイル → Finale(.musx)を書き出し…:音符、テキスト、アーティキュレーション、強弱記号、コードネーム、反復記号、テンポ、サウンドを、Maestroのレイアウトのまま書き出します。パート譜はFinale側で作り直されます。
MusicXML、MIDI、PDF、オーディオの書き出し
対応PNGやSVGの画像も書き出せます。
プラグインとスクリプト
未対応FinaleScript、TGTools、Luaプラグインに相当する機能はありません。

Finaleのファイルから

読み込まれるもの、確認が必要なもの。

MaestroはFinale 26以降の.musxファイル、Finale 2012〜25で.musxとして保存したファイル、そして古い.musファイルを読み込めます。私たちがテストしたファイルでは、段とページの割り付けはほとんどの場合Finaleと同じになりました。

スコアに読み込まれるもの

  • 音符、休符、和音と4つのレイヤー
  • タイとスラー、連符、装飾音符
  • 楽器名、移調、音部記号を含む楽器
  • 調号、拍子、音部記号の変更
  • アーティキュレーション、強弱記号、ヘアピン、グリッサンド、オクターブ線
  • 表情記号のテキスト、メトロノーム記号、リハーサルマーク
  • コードネーム(Broadwayフォントで書かれたものも含む)
  • 歌詞とハイフン
  • スタイル(ウイング、背中合わせの反復記号)を保った反復記号、番括弧、セーニョ、コーダ、D.C.、D.S.、Fine
  • 弱起小節(スコアの途中にあるものも含む)
  • ページテキスト:指示、セクションの見出し、ページ番号とタイトル入りのヘッダー
  • 打楽器マップ、スラッシュ記譜とリズム記譜、小節の反復記号
  • ブレースとブラケット、段とページのレイアウト、用紙サイズと余白
  • 音楽フォントとテキストのフォント:Finaleの6つのフォント(Maestro、Jazz、Broadway、Engraver、Ash、Legacy)はMaestroに同梱されています

確認が必要なもの

  • 「ボイス2」の音符は、その小節の空いているレイヤーに入ります。4つのレイヤーがすべて使われている場合のみ、入りきらなかった音符の数をMaestroがお知らせします。
  • 数字付き低音は、Finale NumericsまたはEisenachで書かれていれば読み込まれます。ほかのフォントでは単純な数字だけが読み込まれ、足りない数は警告でお知らせします。
  • パートだけで行った変更:スコアの内容が使われ、パートはMaestroが自動で作り直します。
  • スラー、ヘアピン、グリッサンド、オクターブ線以外の線と、標準以外の反復記号の文字。
  • 6線のタブ譜は5線の譜表として読み込まれます。
  • FinaleのレイアウトよりMaestroのレイアウトがよい場合は、書類 → レイアウト → 「Maestroのレイアウトに戻す」を選びます。

よくある質問

移行する前に。

スコアのPDFしかありません。開けますか?

はい、記譜ソフト(MuseScore、Finale、Sibelius、Dorico、LilyPond、Maestro…)から書き出されたPDFなら開けます。ファイル → 開く… で開くと、音符、歌詞、コードネーム、強弱記号が読み込まれ、Macでは元のPDFが隣に表示されます。スキャンした楽譜には ファイル → スキャンしたスコアを読み込む… があります。

Finaleがインストールされている必要はありますか?

いいえ。Maestroは.musxファイルと.musファイルを単独で読み込めます。Finaleを一度も入れたことのないコンピュータでも大丈夫です。Finaleのフォントも同梱しているので、スコアは元の見た目のまま開きます。

Maestroは本当に無料ですか?

はい。機能制限も、サブスクリプションも、アカウント登録もありません。新しいバージョンが出ると自動でアップデートされます。

.musxで保存できますか?

はい。ファイル → Finale(.musx)を書き出し… で、スコアまたは表示中のパートを、MaestroのレイアウトのままFinaleの書類として保存できます。Maestroの作業用の形式は独自の.maestroです。MuseScore、Dorico、Sibeliusに渡すときは ファイル → MusicXMLを書き出し… を使ってください。

Windowsでも使えますか?

はい。Finaleファイルの読み込みはMacでもWindowsでも同じで、一方で保存したスコアはもう一方でも開けます。

MusicXMLファイルやMIDIファイルは?

それらも開けます。圧縮されたMusicXML(.mxl)にも対応しています。さらにMaestroは、PDF、MIDI、オーディオ(M4AまたはWAV)、PNGまたはSVGの画像に書き出せます。

最初のFinaleスコアを開いてみましょう。

Maestroをダウンロードして.musxファイルか.musファイルを開けば、中断したところから続けられます。

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